人間の50〜75%は水分である。
これは、周知の事実。
ただ、この水分の補給に関して自分自身、大きく勘違いしていた事がある。
それは、喉が乾いたら水を飲むということだ。
CMマジックに、はまりまくっていた。
喉の渇きを、さもおいしそうに冷えた水で補給する。
軽やかな響きの氷の中に、アイスコーヒーを注ぎ、これまた美味しそう。
キンキンに冷えたビールは、1日の疲れを吹っ飛ばしてくれそうだ。
コーヒーを飲んだ後、喉が苦い。 から、水を飲む。
鍋料理を食べてる時、体が熱い。 から、水を飲む。
運動をした後、体を冷やしたい。 から、水を飲む。
これら、一つ一つの喉の渇きに対して、冷たい水を飲んでいたのだ。
すると、どうだろう。
その冷たさは、体の芯。つまり、腸まで届き冷え固まる。ひどい時には、便秘を引き起こしていたのだ。
喉は渇いていた。しかし、別に体を冷やしたい訳ではない事に気づいた。
体を冷すのは、扇風機や、冷房、涼やかな風。または、冷たいタオルなどで良い。
人は、汗をかく。
それは、生理的冷房機能だ。
石原結實氏も著書の中で存分に伝えている。
『体は決して冷やしてはならぬ。温めれば、様々な病状も改善する』と。
恐らくそれは、体の中の話。
そこで、自分は喉の渇きは全て、お湯にした。
どんなこまかな喉の渇きも、水筒にお湯を入れ、持ち歩く。
すると、腸快適な日々となった。
今の世の中、簡単にペットボトルで水分補給。
しかし、それは体を冷やしてしまう。
温かい飲み物であればいい。
しかし、そこらで販売されている『お茶・コーヒー』類は、香料で出来ているようなもの。
だったらいっそのこと、『お湯』を販売して欲しい。
最近では、常温の水を販売するようになった。
いつの日か、お湯が販売される日を夢見て。
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