2015年7月16日木曜日

パーマデザインは、二人三

パーマが綺麗にかかるかどうか。

そして、お客様が自分でスタイリング出来るのかどうか。

この2点に尽きる。

自分が初めてパーマを体験したのは、高校生時代。

父にかけてもらった。

いや〜、大失敗だ。

『THEおばちゃんパーマ』になってもうた。
          
当時は【パーマ=ぐりぐり】の時代だったから…。

その時の気持ちは、今でも忘れられない。

「もう、やだ。やだやだ!!ダサいよ・・・。恥ずかしいよ〜!パーマ落としたい…。
 マジ後悔。何とかしてよ〜〜(泣)」

その頭で学校に行けば、餌食となる事、間違いなしだ。


んで速攻、父には内緒でパーマを落とした。



故、パーマを希望される方へは、最善の注意が出来る。

そして、近頃はパーマをご希望される方が多い。

皆さん勘違いされるケースがある。
パーマのかかりやすさについて。

よく、こんな声を耳にする。
『私の髪質って硬いから、かかりずらいって、以前美容師さんに言われたの』

確かに、もっともなご意見。
だが、硬い髪質の方の場合は、パーマをかける事において簡単だ。

薬液で柔らかくすればいい。

そもそも、パーマの原理を簡単にいうと。
同時進行ではあるが、1液で髪を柔らかくして、ロッドで形状を形成させ、2液でその形を固定する。

余談ではあるが、この原理的に、パーマがかかりすぎておばちゃんパーマのようになってしまった場合は、この1液を付ければ、パーマは伸びる。

わざわざ、ストレートパーマ液を付ける必要はない。
(ロングの場合は、別だが)

なので、硬い方は、柔らかくすればいいので簡単という事。

逆に、実は難しいのは、パーマや、カラーを繰り返してしまい、すでに髪が柔らかくなってしまっている方だ。

だが、こういった方もパーマが出来る。

『クリープパーマ』という、やり方をする。

これなら、柔らかい髪質の方でもちゃんと、かけることが出来る。

ただし、ブリーチされている方へは、いくらパーマ液が進化したといえ、100%すすめない。

やはり、以前書いた、ビビり状態になってしまう。

そして、パーマデザインにおいての、課題。

お客様がスタイリング出来るかどうか。

私の場合は、1週間後に来てもらうケースもあれば、あえてパーマ料金を頂かないケースもある。

『きれいにパーマがかけられた!』

その時の満足感は、自分だけのものだ。

しかし、本当のお客様の満足感は、その方が普段の生活を過ごさなければ分からないもの。


例えば、外食。

ご飯の旨さ・不味さは、その瞬間にわかる。

お金を対価として払いたいのか、払いたくないのか。


ヘアカラーは、これに近い。その時いい色になったかどうか。


パーマは、歯医者で治療した後や、整形外科での施術後のイメージだ。

患者さんと共に、治していく。

お客様と共に、美しさ・格好よさを追求する作業だ。

スタイリングにおいて、出来たところ、逆に難しかったところ。
改めて、カウンセリングを通して直すケースもあれば、ポイントにより、パーマを取ってしまうケースもある。



しかし、この二人三脚で歩めた時、美容師だからこその喜びを感じる。













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