2015年6月26日金曜日

美しき、Wカラー

単純に、本当に美しい髪色を表現したいのであれば、W(ダブル)カラーは必須だ。

なぜなら、日本人の髪色は、もともと『赤味』が強い。『レッド・ブラウン』というべきだろうか。

そして、メーカー側もそれを見越している。

というのもナチュラルカラーは、簡単に言うと、【薄いグリーン】が入っている。

赤を緑で、打ち消すためだ。
(5Rの反対側を見ると、5BG。反対の色を使うと元の色を打ち消してくれるのだ!)


いつの時代も人気のアッシュ系カラー。

しかし、1度のヘアカラーでは、限界がある場合もしばしば・・・。

もともと赤味が強い髪質の方の場合、この赤色が脱けきれないのだ。



そもそも、ヘアカラーの理論を簡単に説明すると。

髪色を脱色しながら、
(この様に、黒のメラニン色素を脱色。簡単に言うと、漂白。)
↑下の数字はレベル数を表しています

色素を入れ込んでいきます。(色味と濃さ。濃い=暗い・薄い=明るい)




皆様、勘違いされている方々も未だ多い。

ブリーチ剤が、髪色を脱色するものであって、ヘアカラー剤は髪を染めるもの。

これは、大きく勘違い。


正しくは、ヘアカラー剤も脱色するものであって、脱色しながら・染色している。

ブリーチは脱色のみしている。


その強度が、ブリーチ剤は半端ない。なんせ金髪になるんだ
から!(〜20レベル)

ヘアカラー剤では、決して金髪にはならない。(14〜15レベルが限界)

例えば、ヘアカラー剤の中に10%でもブリーチを混ぜる。
すると、ブリーチ力が強いため、ヘアカラー剤の色素を破壊する。

コレを逆手にとると、ブリーチ力をコントロールできるのだ。

①ヘアカラー剤の中に、色素が全く入っていない、『ライトナー』なるものがある。
ここに、ブリーチ剤を10%程、混ぜる。

元々の髪色をレベル4だとする。そして、金髪をレベル18以上だとする。

すると、上記①を使うと、レベル16くらいの髪色になる。

そこに、外人さんになるように、ヘアカラー剤をチョイスし、塗布。

すると、どうだろう・・・


『赤色』が強い日本人の髪色が、透き通るような美しい髪色になる。



これが、俗に言う、Wカラーだ。

本来、職業問わず、男女問わず、皆に生涯一度は体験して頂きたいものである。



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